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Niklaus Wirth
1934 -
美しいコンピュータ言語:パスカルの設計者
ニクラウス・ビルトは1962年ケベック大学で修士課程を修了し、 1963年カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得している。 その後は生まれ故郷のスイスに帰って、チューリッヒにあるスイス連邦工科大学で教鞭をとっていた。 そこで教える傍ら、1968年に高水準プログラミング言語の草案を発表した。 名称は数学者のパスカルにちなんでPASCALとした。 パスカルのコンパイラは1970年に初めてCDC6600(クレイが作った当時最高速のコンピュータ) に実装された。
パスカルはALGOLを元に、最初は簡単なプログラミングの教育ツールとして考案された。その後だんだん構想が大きくなり、一般的なプログラミングツールとして使用できるようになった。パスカルは並列処理言語のModula-2や、米国国防総省で開発されたAdaのベースにもなっている。
1981年ブライアン・カーニハンが「なぜパスカルは私の好きなプログラミング言語ではないのか」という題で批判論考を発表しようとして技術誌に掲載をことわられたことがあった。しかし、そのコピーは広く出回って、最終的には「プログラミング言語の比較と評価」という本の中に掲載された。カーニハンは デニス・リッチー等と共にC言語に深く係わっている人物で、影響力は大きかった。彼はその中で、パスカルは実用的な局面で使うには制限が多すぎて適さない。教育などで使えるおもちゃの言語である。とさんざんに言っている。しかし、ボーランド改めインプライズの開発環境デルファイはパスカルのコンパイラを備えており、パスカルのコードをジェネレートする。実用にならないというのは言い過ぎではないだろうか。
一方確かに、パスカルが教育用として良く用いられているのは事実で、Cは知らなくてもPASCALは知っているという学生さんは多いと思う。
| アルゴリズム+データ構造=プログラム | ニクラウス・ヴィルト | 日本コンピュータ協会 | 1986年2月 | 6000円 |
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