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コンピュータ偉人伝について

感じたことを書いています

きっかけ

もう十数年前になるが、以前勤めていた会社で毎週月曜日に7〜8人でグループミーティングを開いていた。あるとき、若者たちが意外と自分たちの仕事の背景知識がないというか、関心が薄いのに気がついて、毎週、ちょっと時間を割いて、コンピュータの歴史上の人物を紹介していったのが始まりだった。たしか紙ぺら一枚で、10分くらいのわずかな時間だったと思う。これは結局1年近く続けたが、残念ながら若者たちの関心をひきつけるまでにはいたらなかった。逆に、自分がこれにのめりこんでしまっているのに気がついた。途中からは、まったく自分の趣味の世界でやっていたわけだ。最初は若者たちに教えてやるつもりだったのだが、いろいろ資料をあさっているうちに、実は自分も何も知らないということに気がついた。そこで、とにかく手当たり次第に本を手に入れ、行き帰りの通勤電車が有意義な読書時間となった。

自己満足サイト

そのとき、1年間かけて作った原稿がコンピュータ偉人伝のベースとなっている。最初の手持ちのレパートリーは40人くらいのものだったと思う。1998年ネットに公開して、しばらくするとポツポツと感想なり意見を書いてくれる人が出てきた。最初は投稿欄を設けていなかったので、メールできた意見にほとんど返事を出していた。原稿のちょっとした間違いの指摘を話のきっかけに、いろいろ感想を言ってくれるというパターンが多かったと思う。しかしこれには少なからず感動した。実を言うと、こういうリアクションがあるとは想定していなかったのだ。第一、宣伝も広告も何にもしていないし、若者たちの反応ぶりから考えて、このようなサイトを見る人はほとんどまれだと思っていた。つまり、最初はあくまで自己満足のサイトと考えていたのだ。

読者投稿に教えられて

2年くらいして、投稿欄を各ページに設定した。必然的にいたずら的な書き込みも来るようになったが、そのページコンテンツに限定した情報が集まるようになり、教えられることが多かった。特にインデックスページの投稿欄にはリクエストと称して、偉人の推薦が相次いだ。まったく始めて聞く名前も多く、知っている人は知っているものだと、改めて感心したが、最初はその取り扱いに迷った。つまりあくまで、自分の趣味の範囲で人選をやっていくかどうかという点についてだ。しかしあるとき、やはり自分より読者のほうがよく知っている、ということを認めざるをえないことがわかり、読者に導かれて進むのが正解だと納得した。それ以降、基本的に読者リクエストがあった人については、情報ソースが入手できる限り、取り上げることにした。
このようにして、現在では110人を突破している。正直に告白すると、9年前に始めたときには40人しか知らなかった。つまり70人は読者に教えてもらったり、調査の過程で浮かび上がってきた偉人たちだ。それはある意味、自分も成長したということだろう。誰のおかげかは、この場合は明白だ。

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